「幸せ」になる方法
このブログでは、読んでいる方のFIREの達成を支援し、私自身がFIREを目指すために運営しています。
では、「なぜ(私を含む)多くの人がFIREを目指すのか?」というと、それは幸せになるためだと私は思います。
FIREを達成すれば幸せになれるのだ、と考えているのです。
しかし、本当にFIREを達成すれば、幸せになれるのでしょうか?
確かに、お金に関しては不安はないし、自由なワークスタイルを築けていたり、あるいは、働く必要もない状態になっているかもしれません。
ただ、その状態が本当に幸せな状態なのかは、正直私はわかりません。
あくまで、幸せが目的であり、FIREはそのための過程の1つかもしれません。
そのため、このブログにおいて、FIREを目指しつつ、並行して、「どうすれば幸せになれるのか?」について考えていきたいと思います。
「幸せ」視点のライフデザイン
私は、日経ヴェリタスを購読しているのですが、その中の達人が伝授というコラムで、 令和のライフデザインという第一生命経済研究所による記事がスタートしました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO7887899030122021K14300/
※有料会員のみです
この記事の内容は、下記の本をベースにしたものとのことでしたので、さっそく購入して読んでみました。
「幸せ」視点のライフデザイン: 2万人アンケートが描く生き方・暮らし方の羅針盤 (ライフデザイン白書)
日常編:幸せとは「感じる」もの
この本の中で、まず印象深かったのが、
幸せとは「なる」ものではなく「感じる」ものである
という言葉です。
これまで生きていく中でも感じることが多かったのですが、
例えば、
- 恋人がいない時に、恋人ができたら幸せになれるだろう
- 年収が400万円の時に、昇給して年収500万円になったら幸せになれるだろう
と思っていた時に、それが達成されるまでの過程において、うれしい・楽しいと感じることがあっても、その状態が日常になってしまうと、その状態を幸せとして感じ続けることは難しくなってしまいます。
そのため、常に幸せを求め続けて、疲弊してしまうことがあります。
…そう、安野モヨコさんの『ハッピー・マニア』のシゲタカヨコのように。
ただ、これは仕方のないことです。
そのために、この幸せの構造を理解して、
主体的な行動をとり続け、積極的にハピネスを感じ続けることで、常にQOLを高めることができる
そして、
こうした動的な要素で構成される「出来事」と静的な「状態」の体感の循環をうまく作ることで、日々ハピネスを感じ、幸せな状態にいられる
とこの本では書かれています。
また、今の時代において、このような「幸せになる」ではなく、日々「幸せを感じる」ことを目指すべき理由は、
これまでの時代のようなモノ・資産・地位などの量的・ステージ的な社会の基準で自分が幸せかどうかを測る「勝ち」の時代ではなく、
今の時代が、人の数だけ解があり、自分にとっての人生や生活の「価値」を追求する時代
になっていることが背景にあります。
キャリア編:自ら主体的に意思決定する
次に、仕事やキャリアと幸せの話です。
昔なら、受動的に会社に自身のキャリアを委ねるということができましたが、言わずもがな、私たちの働く環境は急速に変化しています。
今の時代において、キャリアは自ら主体的に意思決定して行動していくものでなければなりません。
そして、それが働きがいや、ひいては、幸せにつながります。
また、我々は、生きるためにお金が必要で、そのお金を稼ぐために働くわけですが、仕事の報酬には、金銭的報酬と非金銭的報酬があると言われます。
金銭的報酬
お金、役職、地位、他人からの評価
非金銭的報酬
楽しさ、喜び、人とのつながり、知識、技術、信頼、人間としての成長、他社貢献
もちろん金銭的な報酬も重要ですが、幸せを実感するためには、非金銭的報酬も重要です。
具体的な自身のキャリアに対しての考え方や、ありたい自分の姿を探す方法などは、本書『「幸せ」視点のライフデザイン』を含め、詳しい本がありますので、そちらに譲ります。
幸せに生きるためのライフデザイン
幸せに生きるために、ライフデザインをすることで得られる効果として、次の4つが挙げられています。
- 具体的なライフイベントとそれに伴う費用を認識できる
- 人生のさまざまなリスクを認識できる
- 生きがいを発見できる
- キャリアプランを明確化できる
幸せに生きる上では、キャリアプランも重要ですが、マネープランも重要ということですね。
この点は、当ブログのいろいろな記事が参考になるかな(なるといいな)と思います。
まとめ
「幸せ」視点のライフデザイン: 2万人アンケートが描く生き方・暮らし方の羅針盤 (ライフデザイン白書)
を読んで、「幸せに生きる」という観点で自分自身参考になったところをまとめてみました。
ただ、この本では、上記以外にもさまざまなことが書かれていますし、そもそも大きなテーマとして、幸せを生み出すには、健康・お金・つながりの3つが大事と書かれています。
私は、お金以外特に触れていませんが(笑)
もし、「幸せになる方法」に興味がある人は読んでみてください!