収益モデルの3類型
収益モデルには主に下記の3パターンがあります。
- 売り切り型
- サブスクリプション型
- SaaS Plus a Box型
どの収益モデルが優れているとかは基本ないのですが、最近の流行的には、1<2<3の順に持てはやされている気はしますね。
ただ、キャッシュフローであったり、回収リスクを考えると1が一番だと思います。
1. 売り切り型
製造原価を上回り、一定の粗利を確保する金額で販売するモデルです。
2. サブスクリプション型
一定の広告費をかけた後に、サブスクリプションによって長期間にわたって回収するモデルです。
解約率を低く抑えて、LTVを最大化を図ることが重要になってきます。
※LTV(Life Time Value/ライフタイムバリュー)…ある顧客から生涯に渡って得られる利益
ただし、長期間にわたって先行投資が必要になる傾向があります。
回収期間と継続率のバランスがかなり重要です。
3. SaaS Plus a Box型
一定の広告費をかけた後、ハードウェア販売で一気に売上が立ちます。
その後もサブスクリプションで長期間にわたって課金を継続できます。
ハードウェアと併用すると解約率が低く収まる傾向にあります。
ジレットモデル(カミソリと替え刃)としても有名ですね。
最近だと、ネスプレッソ(カプセル式コーヒーメーカー)や電子タバコとかが該当します。
SaaS Plus a Boxに関しては、次の記事などが参考になります。
Q. 今後流行る?「SaaS Plus a Box」とは?
保険代理店事業というサブスク収益モデル
保険の代理店手数料は、L字型と呼ばれるもので、初年度手数料が高く、2年目以降手数料が低くなって、数年間続くのが一般的です。
そのため、収益モデルは、上記の3に近いものになります。
下記は、保険の手数料収入のイメージです。
詳しい記事はコチラになります。
保険ショップの販売手数料、「L字型」が主流